災害関連死は過去の災害でも相次いでおり、東日本大震災ではこれまでに3500人以上が亡くなり、熊本地震では地震が直接の原因で亡くなった人の4倍以上に上る。関西大学の奥村教授は過去の関連死の死因と死につながる間接的要因を結びつけてフローチャートにし、劣悪なトイレ環境や避難所での雑魚寝など避難生活の環境の悪さが関連死につながった可能性が見えてきた。奥村教授は災害が起こったときの取り巻く環境を変えていかないと大きな犠牲が出る可能性があることを多くの人に認識してもらい対策をしていかなければならないと話した。関連死を防ぐために医師などが避難所でのトイレ・キッチン・ベッドの対策を指摘している。