巨人・菅野智之投手は昨シーズンけがで出遅れ、プロ11年目で自己ワーストの4勝。今シーズンはすでに昨シーズンを上回る6勝を挙げ、防御率1.82と好調。菅野投手の復活には2つのボールの進化があった。1つ目の進化は「ストレート」。今年の平均球速は148.1キロで、34歳にして球速が上がっているとのこと。その要因が投球フォームで、今年は以前のスリークォーターからオーバースローに変更。リリースポイントが上がり、菅野投手は「甘いボールがファウルや凡打になって今までにない感じ」などと話した。2つ目の進化は「スライダー」。回転数が上がったことで空振りを奪えるようになり、今季の奪三振の4割をスライダーで奪っているとのこと。