TSMCの半導体工場が作られた熊本・菊陽町では働き手が急増しバブル状態になっている。今回日本政府が誘致して実現したが、昔は日本が半導体産業のトップだった。1988年のときは半導体産業の世界シェアは50.3%だったが2019年は10%。半導体を使った電子部品が製品に埋め込まれており、電気を通したり通さなかったりすることでスイッチのようにオンオフができたり電流をコントロールすることで機械を動かすことができる。半導体が使われる前のコンピューターは真空管を使っていた。1947年に半導体を用いた電子部品が発明され、商品の軽量化・小型化ができるようになった。1980年代後半には世界的にパソコン市場が拡大した。真空管を使ったコンピューターが1秒間に演算できる回数は約5000回なのに対し、半導体製品は約35兆回。