石破政権の官邸官僚について。官邸官僚とは、官邸と省庁をつなぐパイプ役。安倍政権と菅政権では、警察庁出身の杉田和博官房副長官が、2012年の第2次安倍内閣から2021年の菅内閣まで、約9年間にわたり政府の事務方トップを務めた。経済産業省出身の今井尚哉総理補佐官は、2012年の第2次安倍内閣から総理秘書官を務め、2019年から総理補佐官として腕をふるった。石破政権の事務方の官房副長官は、総務省出身の佐藤文俊官房副長官。石破茂総理大臣と同い年で、元総務事務次官。総務省では自治財政などを担当した。国家安全保障局長を担うのは、外務省出身の秋葉剛男国家安全保障局長。安倍政権、菅政権、岸田政権の中枢で、外交安全保障政策を担っていた。石破政権の8人の総理秘書官について。政務秘書官は政治活動を補佐する。石破政権の政務秘書官は、防衛省出身で石破氏が防衛大臣の時の秘書官だった槌道明宏氏と石破氏の元政策秘書である吉村麻央氏。事務秘書官は公務を担う。石破政権の事務秘書官の出身省庁は、警察庁、外務省、財務省、厚生労働省、経済産業省、防衛省。2021年に発足した岸田政権では、2人の政策秘書官、6人の事務秘書官がいた。石破新政権では全員入れ替わり。財務省出身が1人減って、厚労省から1人選ばれた。