去年1年間に特殊詐欺の現金の受け取り役や引き出し役だったなどとして全国の警察が検挙した人のうち4割以上がSNSの闇バイトへの応募がきっかけだったと見られることが警察庁の調査で分かった。2229人は去年1年間に特殊詐欺事件で現金の受け取り役や引き出し役、そして運搬役などとして全国の警察が検挙した人数。では、どのような経緯で詐欺に関わったのか、警察庁が調査したところ、SNSの闇バイトへの応募がきっかけだったと見られる人が952人と全体の42.7%に上ったということだ。これを年代別に見てみると、20代が469人とほぼ半数を占めている。一方で86歳の引き出し役が検挙されたというケースもあって、闇バイトが幅広い世代に広がっているという実態が浮き彫りになった。そしてホワイト案件と即日即金。これらはSNSで闇バイトの募集に使われるキーワード。警察庁はこうしたキーワードを検索した人にこのような注意を呼びかける広告を表示するなどして犯罪に加担しないよう呼びかけている。