ニュースポストに寄せられた投稿「SNS型の投資詐欺の被害に遭いました、誰かに生かされるならお話します」。取材に応じたのは首都圏に住む50代無職の女性。きっかけはLINEグループへの参加。講師らが値上がりが予想される株の銘柄を説明。女性は詐欺を疑い自分でも調べたがほとんど説明は実際の値動きに合っていた。グループでは成功体験も供給され、女性は徐々に焦りを感じるようになり投資を決断。専用口座に100万円を入金した。講師の指示通りに株を開始し、20分後に売却すると残高は約6万円増えたという。さらに、口座をお金を引き出せたことで女性は説明を信じ込み、融資も受けて取り引きを繰り返した。残高の表示が1億円を超えたところで、引き出しを求めると、100万円単位の振り込みを要求された。これに応じるうちに不審に思い警察に相談し、詐欺だと気づいたが、すでに入金額は3000万円を超えていた。警察はSNSを悪用した投資詐欺として捜査。乗り遅れてはいけないと思わせる心理を芽生えさせる手口だと分析している。
警察庁によると、SNSを悪用した投資名目の詐欺被害は去年6380件、被害額は約871億円、おととしの3倍に急増。今年3月末までには1165件、被害額約130億円。被害にあわないためには、面識のない人からお金の話が出たらまず詐欺と疑うこと、親族・友人・警察に相談してもらえれば被害を減らせる。
警察庁によると、SNSを悪用した投資名目の詐欺被害は去年6380件、被害額は約871億円、おととしの3倍に急増。今年3月末までには1165件、被害額約130億円。被害にあわないためには、面識のない人からお金の話が出たらまず詐欺と疑うこと、親族・友人・警察に相談してもらえれば被害を減らせる。