立教大学社会学部の松木隼大と中国からの留学生、胡聿依がスタジオで外国人向けの災害時ピクトグラムについて説明。松木はこの取り組みを始めたきっかけについて「ある日の授業中に震度3の地震が起きた。多くの日本人学生が大した地震じゃないねと授業に戻っていこうとする中で留学生の胡さんだけが状況をつかめていなくて不安そうな表情を浮かべていた」と説明。胡聿依は「日本に来るまでは地震を経験したことがないので不安になっていて、どう対応すればいいか分からなかった。逆に周りの学生は落ち着いてそれにも戸惑いを覚えた」と話していた。こうした中で地震への対応が一目で分かるピクトグラムに注目した。例えば「机の下に隠れる」ことを示したピクトグラムについて胡聿依は「私の場合は人が隠れているというふうに見えたけれどもイスラム圏の留学生から見るとお祈りをする人や場所に見えた。そもそも机だというのが分からなかった」と説明。そこで、1つ目が机だと分かるように脚が4本見えるようになった。また、防災レクチャーを豊島区から受けてそれをしっかり忠実に再現したということで机をしっかりつかんだ姿勢にするといった改良が加えられた。留学生たちから実際、アドバイスを頂きつつ、避難所を表す緊急性というのがあるので黄色や黒というのが伝わりやすかったのでそちらで統一した。先月大学で行われた防災イベントでは自治体や企業のブースをはじめ能登半島地震の復興を後押しする物産展などが設けられ多くの人が訪れていたがその中で僕たちは一般の人たちに向けて発表会を行った。外国の人たちは地震発生時に何に困るのか、どうすれば命を守る行動を取ってもらえるのかなどを伝えた。こうした活動を通して松木は「自分たちが小学校とかで学んだ避難行動というのは自分の命を守ることが大前提だと思うだがこういったことで情報を伝えるということで自分だけじゃなくて周りをどんどん助けていけるということを知った。こういった情報を伝えるというところでみんな支え合って助け合えるようなことができたらと思っている」と話していた。