中学校の担任は「ショウが戻ってきたら怖いなという人もいる」などと言った。これを許せなかった”おじさん”は、ショウに会いに寺に来てやって欲しかったと、更生を諦めて欲しくなかったことを訴えた。翌朝、”おじさん”が向かったのはショウの家だった。朝の準備をしたショウは、”おじさん”の車に乗って学校へ。これからは、自分の力で歩いていく。担任の先生の支援もあり、ショウは無事中学校を卒業できた。一方、高校受験にチャレンジしたタクマも寺を卒業。
おじさんの肺に進行性のがんが見つかり、治療しなければ余命3か月と告知された。それでも抗がん剤治療を受けながら、苦しむ子どもたちの相談に乗り続けた。しかし、その後がんが脳に転移。慎重に腫瘍を取り出す手術を3回も受けることになった。3度の脳手術を受けたおじさんは横浜の結婚式場に姿を現した。寺の卒業生のひとりであるミズキの結婚式だった。おじさんは自力では歩けず、言葉も発せなくなっていた。
おじさんの肺に進行性のがんが見つかり、治療しなければ余命3か月と告知された。それでも抗がん剤治療を受けながら、苦しむ子どもたちの相談に乗り続けた。しかし、その後がんが脳に転移。慎重に腫瘍を取り出す手術を3回も受けることになった。3度の脳手術を受けたおじさんは横浜の結婚式場に姿を現した。寺の卒業生のひとりであるミズキの結婚式だった。おじさんは自力では歩けず、言葉も発せなくなっていた。