【五月晴れ】は5月の清々しい気候を思い浮かべるが、そんな季節の言葉とはほど遠い1日だった。山梨県では朝から気温が上昇し、甲府市は最高気温31.3℃となり大月市はきょう国内最高の34.2℃となった。東京都心は今年初の真夏日となり、高知・四万十市も真夏日となったが注意が必要なのは「熱中症」である。大分市の公園で行われた園児100人が参加した遠足では最高気温は27.4℃となっていた。このため休憩時間を増加し予定より早めに切り上げるなど暑さ対策を取りながら行われた。きょうは熱中症とみられる患者も相次ぎ、都内では午後9時時点で25人で長崎でも2人が病院に搬送されている。また愛知・豊田市では80代の男性が熱中症の疑いで病院に搬送され死亡した。きょう、東京都の小池知事は「この夏に限り臨時的な特別措置として水道料金の基本料金を無償にする」などと述べた。タダになるのは水道の基本料金だけで、水道の使用料や下水道料金は無償にならないという。対象は都内全ての一般家庭約800万世帯で都の水道局が供給していない多摩地域・島しょ部も同様の措置を取る方針となる。水道の基本料金ゼロは”都道府県で初めて”だという。都内の水道の基本料金4か月間ゼロになるのは最速で6月分からとなる。来月には都議選が控えていて、自民党・公明党・都民ファーストの会の各会派はきのう小池知事に水道基本料金の無償化を申し入れていた。