財務省が発表した今年7~9月期の法人企業統計によると、金融・保険業を除く全産業の経常利益は、前年同期比20.1%増の約23兆8000億円となった。3四半期連続のプラスで、この期間としては過去最高とのこと。コロナの感染状況の落ち着きと行動制限緩和で、小売業など非製造業の伸びが目立った。また設備投資も伸びており、前年同期比3.4%増の12兆4000億円あまりだった。自動車メーカーなどで生産体制を強化するための投資が行われ、10四半期連続のプラスとのこと。財務省は「景気が緩やかに回復している状況を反映したもの。海外景気の下振れや物価高の影響を今後も注視していきたい」としている。