20年ぶりの新紙幣発行まで間もなく。新紙幣の顔、渋沢栄一の出身地である埼玉・深谷なお祭り状態だが、秋田県北部で路線バスを運行する秋北バスではおよそ120台あるバスのすべてで、両替機のシステムを更新する作業が間に合わないという。両替が必要な場合は運転手が対応することにしている。券売機の販売やメンテナンスを行っている広島の会社では新紙幣への対応に関する問い合わせが今月に入って、ふだんの3倍以上に増えているという。来年3月末までに合わせて74億8000万枚が印刷される見通し。財務省は「古いお札は使えなくなるから回収する」といった詐欺などに注意するよう呼びかけている。