外国産ナマズ、パンガシウスの人気が今うなぎ登り。回転寿司チェーンくら寿司に登場した「活〆パンガシウス」。東南アジア原産のナマズで味わった夫婦は「結構さっぱりで夏の感じ」などと述べた。クセがなく値段も115円とお手頃なのが魅力。期間限定で販売され好評だっただめ、去年11月に定番メニュー化した。くら寿司広報部・岡本愛理主任は「養殖で安定供給がしやすくまだ世に知られていない魚なので安くお客様に提供できる」などと述べた。パンガシウスは水産業界で注目されている。国内最大級の展示商談会では企業が売り込みに力を入れていた。メイプルフーズ・戸垣社長は「ベトナムのパンガシウスを輸入している」などと述べた。パンガシウスの輸入量は去年初めて1万tを突破し、10年前から約5倍となっている。スケソウダラに迫る量にまで増えた(財務省の貿易統計)。ラングスター・石塚代表取締役は「とにかく一番安い」などと述べた。骨も少なく、味付けや加工がしやすいため家庭の食卓にも浸透している。
