神田さんのドル円予想レンジは142.80円~145.30円。注目ポイントは「ドルの再評価を巡る動き」。ドランプ関税でマーケットは揺れ動いている、加えてきょうは月末最終日ということもあり為替市場は不規則な変動が起きやすい展開を予想しているとのこと。今週のドル円の反発の動きの背景について、「アメリカと中国がお互いの関税を大幅に引き下げたことで消費者心理が急速に改善した様子がみてとれる、企業心理も同じように改善している、トランプ関税はアメリカのインフレを押し上げて景気を引き下げるドル売り材料になりがちだったが懸念が和らいだことでドルを買い戻す動きがでている」などと話した。また海外勢の園買いポジションが巻き戻しの可能性も高まってきそう、問題は相互関税差止めが新たな不確実性を生むのではないかという点につきるなどとし、「ドルに関しては一度失った信頼を短期間で一気に取り戻すのは難しいのではないか、今週は回復に向けた動きがみてとれた。6日にアメリカの5月雇用統計などが発表される、これらが景気の底堅さを示す結果となるかが、ドルを再評価するかどうかこの点においてもカギになるのではないかと思う」などと話した。