先月開かれたICC締約国会議で、ICC所長の赤根智子さんは強い危機感を訴えた。ロシアがウクライナに侵攻し、ICCは子どもをロシアに移送した疑いでプーチン大統領らに逮捕状を出した。さらに、イスラエルがガザへの大規模攻撃を開始、ICCは戦争犯罪などの疑いでネタニヤフ首相らに逮捕状を出した。これに対し、ロシアとイスラエルを支持するアメリカは強く反発。ICC裁判官18人中、12人がアメリカの制裁やロシアの指名手配を受けている。職員はアメリカ系の銀行やITサービスの利用が制限されているという。ICCが誕生したのは約25年前。第2時大戦後、半世紀に及ぶ議論の末に国際法による正義を実現する裁判所として設立された。現在、125の国や地域が加盟、アメリカやロシアは参加していない。これまで34件が訴追され、アフリカの武装グループ指導者などを有罪にしてきた。
しかし今、ICCに加盟する国からも大国に配慮し離脱する動きが出ている。その1つがハンガリーで、イスラエルやロシアとの関係を重視してきた。去年、逮捕状が出ているネタニヤフ首相を招待し、ICCからの脱退を表明。自国の外交が制限されることに反発している。さらにモンゴルも逮捕状の出ているプーチン大統領の訪問を歓迎し、ICC加盟国の結束が揺らいでいた。そうした中で開かれたICC締約国会議。大国の脅威にさらされる国や地域はICCの意義を強く主張した。被害を訴える当事者たちも声を上げた。赤根さんは会議の合間を縫って20近い国の代表と会談を重ねた。モンゴルの代表とも会談し、今こそ団結が必要だと熱心に語りかけた。
しかし今、ICCに加盟する国からも大国に配慮し離脱する動きが出ている。その1つがハンガリーで、イスラエルやロシアとの関係を重視してきた。去年、逮捕状が出ているネタニヤフ首相を招待し、ICCからの脱退を表明。自国の外交が制限されることに反発している。さらにモンゴルも逮捕状の出ているプーチン大統領の訪問を歓迎し、ICC加盟国の結束が揺らいでいた。そうした中で開かれたICC締約国会議。大国の脅威にさらされる国や地域はICCの意義を強く主張した。被害を訴える当事者たちも声を上げた。赤根さんは会議の合間を縫って20近い国の代表と会談を重ねた。モンゴルの代表とも会談し、今こそ団結が必要だと熱心に語りかけた。
