アメリカに関税政策の見直しを求めるため、日米両政府の交渉が世界に先駆けてスタートした。トランプ大統領が飛び入り参加するなど異例の展開を見せたが、両政府は早期の合意に向けて今月中に再交渉を実施できるよう調整することなどで合意した。赤沢経済再生担当大臣はトランプ氏から「日本との協議が最優先だ」との発言があったと明かす。外国為替市場では円高が進行し、去年9月以来約7か月ぶりに1ドル141円台をつけていたが、赤沢経済再生担当大臣から為替の話が出なかったことを明かすと円相場は一気に円安方向に進んだ。双日総合研究所・吉崎達彦氏は、今後、円安の是正が焦点になるとみている。