アメリカの関税措置をめぐり、赤澤経済再生担当大臣とアメリカのベッセント財務長官は、事務レベルで集中的に協議したうえで今月中旬以降に3回目の閣僚交渉を行うことで一致している。次回の閣僚交渉に向けて日米両政府は、来週事務レベルの協議をワシントンで行う方向で調整している。日本側からはこれまでに、アメリカ車を輸入しやすくする制度の見直しや、大豆・トウモロコシの輸入拡大などの案を提示する一方。アメリカ側からは、「非関税障壁」だと指摘する項目の一覧が示されていて、事務レベルで詳細な検討が行われる見通し。また、外務省の船越事務次官はきょうからワシントンを訪問し、ランドー国務副長官と会談することにしていて。関税措置をめぐっても意見がかわされるとみられる。日本政府は、さまざまなレベルで意思疎通を図るとともに、事務レベルの協議で米側と歩み寄れる接点を探り次回の閣僚交渉の日程を固めたい考え。