自動車への25%の関税となると輸出に影響が大。財務省が先月18日に発表した5月の貿易統計では自動車の輸出額は前年同月比24.7%減。日本車メーカーは関税の影響を和らげるため、価格を下げたり価格の低い車を優先したりした可能性があるという。トランプ関税に対抗するために日本が最優先で取り組むべきものは自動車だと加谷氏は指摘。しかし、トランプ氏としても自動車をどう扱うかが最優先のため、なかなかまとまりづらいとした。トランプ氏はSNSで「各国がいかにアメリカに甘やかされているかを示したい」などと投稿している。鉄鋼についてはUSスチールががんばり相思相愛をアピールしたが、自動車の場合にはアメリカの自動車会社がアピールしてくれないと難しいなどと中林氏は指摘。