日米関税協議を担当するアメリカのベッセント財務長官は、大阪・関西万博で開かれたアメリカのナショナルデーの式典でスピーチを行い、日本を「インド太平洋地域で最も重要な同盟国」として経済的な連携の重要性を強調した。ベッセント氏と共に出席した赤沢経済再生相は挨拶で自らを「関税担当大臣」と名乗り、関税協議への気持ちをのぞかせた。視察後の会見で赤沢大臣は「私とベッセント長官との信頼関係は強固なものになった」と述べ、「きょうは関税措置に関する協議は行わなかった」として協議のために来週早々にも訪米することを明らかにした。8月1日の期限を前に、「日米双方が合意できる着地点を探す努力を精力的に続けていきたい」と話している。