キリコ祭りは江戸時代から続く夏の風物詩として能登半島200もの地域で行われている。しかし、地震の影響でキリコ祭りが中止になた町も。この夏、町の人々がキリコ祭りの復活に動き出した。珠洲市宝立町は高さ3mの津波が町を襲い、881世帯のうち半数が全壊の被害に遭った。町唯一の小中学校・宝立小中学校は全校の約半分が転校した。キリコの倉庫を津波が直撃、6基あったうち5基が破壊された。キリコ祭り復活プロジェクトが動き出した。残った1基のキリコを補修。こどもキリコの装飾作業の中心になるのは来年卒業する同級生の6人。幼い頃から猛特訓してきた太鼓をこのメンバーで演奏するのは今年で最後。