能登半島地震で海底が隆起した影響で、船の出入りが難しくなってる漁港がある。珠洲市の漁港で隆起の状況を確認する調査が行われている。狼煙漁港では、昨日から水産庁が調査を行っている。ドローンからレーザー光線をあて、水面と海底での反射の時間差から推進を測る。岸壁付近では、地震前は推進4.5mだったが3mほどまでに浅くなっていた。また防波堤の近くには小型の船でも底がぶつかる恐れがあるほど水深が浅くなっている場所があったという。水産庁は調査を踏まえ、まずは水深が浅くなってる場所の掘削やしゅんせつを行いたいとしている。避難生活が長引く中、避難所となっている輪島市の小学校でボランティアでの散髪が始まった。理容師の山口さん親子は、自宅兼店舗が被災しこの小学校に避難しているが、ほかの避難者からの声を受けて取り組みを始めたという。桜の名所として知られる輪島市内の一本松公園では、造園業を営む酒谷さん自身も自宅のある地区が孤立して両親の自宅も倒壊したが、満開の桜で被災した人たちを少しでも勇気づけようと余分な枝を切り落とす作業などを進めている。