- 出演者
- 寺門亜衣子 江原啓一郎 片山美紀 黒田菜月
オープニング映像とオープニングの挨拶。
気象台によると、きょう富士山頂付近では最低気温がマイナス11度ちょうどと今シーズン最も低くなった。ふもとの山梨県富士吉田市は独自の初雪化粧宣言を発表した。宣言の発表は平年より1か月ほど遅れ、最も遅くなった。一方で初冠雪は山頂から30キロ以上離れた甲府地方気象台で職員が目視で確認のうえ発表することとなっていて、山頂付近に厚い雲がかかり積雪の状況を確認できていないとしている。ふもとの山梨・鳴沢村にあるスキー場ではリフトに座席を取り付ける作業が始まった。スキー場はリフトの安全確認や人工降雪機を使ったゲレンデの整備を進め来月中旬のオープンを目指している。
上空の寒気の影響であすは関東甲信の各地で冷え込む見込みだ。あすの朝の最低気温は長野市で5度、水戸市と宇都宮市で7度、さいたま市、甲府市で9度、東京の都心で11度、千葉市や横浜市で12度などと予想されている。また、あすの朝にかけては群馬県や長野県の標高の高い場所で雪が降り、所によって積もるおそれがある。体調の管理に気をつけるとともに峠の道など標高の高い所を車で移動する場合は冬用のタイヤを装備するなど運転に注意してほしい。
アメリカ大統領選、トランプ氏が勝利宣言をしたが、その結果には日本にいる人たちからも関心が寄せられている。東京・世田谷区にある米国の大学のキャンパスでは教授や学生たちが集まり大統領選挙の開票速報番組を見守った。郵便投票などを利用して投票を済ませた学生もいるという。日本のNPO法人も関心を寄せていた。イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナのガザ地区で支援活動を行っているNPO法人の手島正之は「戦闘が始まった去年10月から給水や食料の配布など支援の手配を続けているが状況は日を追うごとに悪化している。新しい大統領にはこの状況を一刻も早く変えてほしい」と訴えている。
1月の能登半島地震の被災地で大規模な火災が発生したことを踏まえきょう首都直下地震と火災が同時に起きたことを想定した訓練が東京・練馬区で行われ、女優の河北麻友子さんも一日消防署長として訓練に参加した。1月の能登半島地震では被災地の輪島市で大規模な火災が発生し地震と火災の同時発生のリスクが浮き彫りになった。訓練では首都直下地震の直後に火災が発生したことを想定し施設のスタッフが来場者の避難誘導や消火器を使った初期消火の手順を確認していた。東京消防庁は今月9日から15日までの秋の火災予防運動の期間中、住宅用消火器の設置推進などを呼びかけていくことにしている。
1月の能登半島地震では各地で水道管が破損し断水が長期化し「災害時にどうやって水を確保するか」が改めて課題として突きつけられた。そんな中、被災地で活用されていたのが井戸。災害時でも豊富に水を確保できることからその存在が改めて見直されている。首都直下地震が起きた際は国の想定ではおよそ1か月ほど断水が続くとされている。たとえ飲み水は備蓄していてもトイレや洗濯に使う生活用水も必要。この生活用水を確保するため首都圏でも災害時に井戸を活用できるようにしようという取り組みを取材した。
小平市のNPO法人「小平井戸の会」では行政とも連携しながら災害時に使える井戸の普及に向け9年前から活動している。こうした民家などにある井戸を所有者の協力を得て小平市が災害用に指定。災害時の生活用水として地域の人も利用できる。NPOでは都内の自治体を対象に井戸の調査を実施。災害時に使える井戸には公園などに自治体が設置しているものもある。自治体が設置する井戸は23区を中心に増えている。しかし多摩地域を中心に設置されていないところもあり小平市もその1つ。そうした地域では民間の井戸が大きな力を発揮する。そのためNPOでは所有者に市の指定を受けることを呼びかけている。
小平市内に住む田中清子さんは市の呼びかけに応じて20年以上放置していた自宅の井戸を修理した。近所の人が使えるように市の指定も受けさらに災害時の停電も考慮して電動ではなく手押しのものにした。田中さんのような協力者も増えて市の指定を受けた民間の井戸の数は現在およそ120。NPOではその詳しい位置を示した井戸マップも作っている。井戸を中心とした円の半径は200メートル。20リットルのポリタンクを持ち運べる距離を想定している。一方、マップの空白地帯にはこのように市の指定を受けていない井戸がまだ100以上もある。こうした井戸の所有者へ呼びかけを続けマップの空白地帯を減らしていこうとしている。災害時の生活用水がいかに大切かっていうのは能登半島地震の被災者の皆さんの声からも感じた。その地域にある民間の井戸、これをいかに活用していくか。これが大きな鍵になる。一方、井戸はふだんから使っていないと水がかれることもあるため、井戸を定期的に動かすなど井戸の維持管理を考えなければならない。所有者は高齢の人も多いので自治会や自主防災組織などが間に入って地域全体でサポートする態勢作りも大事だ。さらに井戸の場所をどこまで情報公開するかについてもNPOでは心配の声をよく聞くということで専門家も井戸の詳しい場所について地域で情報共有のやり方を考えておくことも大事だ。オリジナルの防災地図のような公開範囲についてはほかにも例えば災害時だけ公開できる方法クチコミでもいいので近所の人に知らせておくとか、地域で話しておくなど、ふだんから密にコミュニケーションを取っておくっていうことも鍵になるかもしれない。
関東の気象情報を伝えた。
長野県須坂市の動物園では南米原産のカピバラに熱さ40度のお風呂が用意された。電気ストーブに当たっているのはアフリカの島国マダガスカルに生息しているワオキツネザル。手や足をストーブに向けたり体を寄せ合ったりして暖をとっていた。
JR東日本は人手不足に対応するため来年春から首都圏の主要路線で車掌が乗り込まないワンマン運転を順次導入すると発表した。来年の春からワンマン運転を導入するのは常磐線各駅停車の綾瀬〜取手間と、南武線の川崎〜立川間。JR東日本が利用者が多い首都圏の主要路線でワンマン運転を導入するのはこれが初めてとなる。また再来年の春からは横浜・根岸線の八王子〜大船の間で、そして2030年ごろまでには山手線や総武線の各駅停車、川越線でもワンマン運転を導入するとしている。これにより人手不足の中で1100人の車掌を別の業務に充てられるとしている。一方、安全確保のため客の乗り降りが確認できるモニターを運転席にも設置するほか緊急時に輸送指令室と客が直接会話できるなど運転士を補助するシステムを新たに導入するとしている。
若い人たちが性や体に関する悩みについて相談できる施設「ユースクリニック」が今、全国で広がり始めているそう。訪れる若者や彼らに向き合う人の思いを神奈川県藤沢市にあるユースクリニックで取材した。ユースクリニックは診察を受けるのに保険証は必要なく、費用は無料か、一律500円と低額。医師の門間美佳さんは産婦人科の診察と併行して若者からの性や体の相談に乗っている。門間がこのユースクリニックを開いたのは5年前。近隣のまちで高校生の男女2人が赤ちゃんの遺体を遺棄する事件や生まれたばかりの赤ちゃんが川で見つかる事件が相次いだことがきっかけだった。毎月、土曜日の午後に開かれるオープンユースクリニックでは1対1での診察はハードルが高いという声を受け、2年前から中高生や20代の若者が気軽に集まれる場を作っている。いちばんの人気は無料でできるネイルアート。ほかにもヘアアレンジやアクセサリー作りも行っている。最新の避妊用具なども並べられ実際に手に取ってみることができる。口コミで評判が広がり多いときは40人ほど集まった。
ユースクリニックで安全な日常を取り戻した人もいる。2年前から通っている20歳の女性は18歳のとき、予期せぬ妊娠で相談に訪れた。恋人から日常的に暴力を受けていたが誰にも相談することができなかった。悩んだ末に中絶を選択。当時のカルテには保育士になる夢を諦めたゆうの心境が記されていた。その後、恋人からの暴力はエスカレートし、自分のことを責めるばかりだった。門間さんはDV被害者を支援するNPO法人と連携し女性が専門のカウンセリングを受けられるように態勢を整えて見守り続けてきた。心の整理がついてきた女性はこの夏、暴力を振るう恋人と別れる決断をした。このユースクリニックについて現在、進められている初めての国の大規模調査によると少なくとも全国の58か所に広がっているという。また産婦人科や小児科のクリニックに併設されているところ、自治体やNPO法人が運営しているところとさまざまな形があることも分かってきた。いわば自発的な運営に委ねられている。これについて国の委託を受けて調査を進めている東京科学大学の寺内公一教授はユースクリニックは今、多くがやる気のある個人団体のボランティアに近い形で運営されている。相談によっては時間的心理的にも負担が大きいケースもあり継続できなくなる事例もある。公的な補助、介入で体制を整備し社会全体で向き合うようにする必要があると指摘している。
文京区にある古民家旧安田楠雄邸庭園では石川県七尾市の商店街を通じて借りた花嫁のれんを公開している。花嫁のれんは能登地方を含む北陸の一部地域で江戸末期から伝わる嫁入り道具。家紋とともに鶴や松といった縁起のいい模様が特徴で婚礼の日に花嫁が嫁ぎ先に掛けられたのれんをくぐる儀式に使われる。七尾市では毎年のれん展が行われていたがことしは能登半島地震で実施できず建物を管理している団体が都内で展示することで被災地を応援しようと企画した。花嫁のれんの企画展は今月10日まで文京区の旧安田楠雄邸庭園で開かれ入館料の一部は被災地に寄付される。
警視庁が公開している地図によるときょうは板橋区や杉並区、足立区などに特殊詐欺の電話がかかってきている。ことし8月、横浜市瀬谷区の80代の男性の自宅に警察官を装った女から電話がありキャッシュカード偽造の犯人リストにあなたの名前も載っていた。確認のために暗証番号を教えてほしいなどと言われた。男性が暗証番号を伝えると女はさらにキャッシュカードを裁判所に提出する必要がある。警察官が家を訪ねるので渡してほしいと言う。信じてしまった男性はその日のうちに自宅に来た警察官だという男にキャッシュカード3枚を手渡してしまい現金合わせて150万円を引き出されてしまった。今回のケースのように犯罪に関与しているかのような連絡を受けキャッシュカードを裁判所に提出する必要があるなどと言われると身の潔白を証明しようと従ってしまうかもしれない。しかしそれが詐欺グループのねらい。警察などを名乗っていてもキャッシュカードを要求したり暗証番号を聞いたりしてくる電話は詐欺。すぐに警察や家族に相談を。
今月11日から始まる税を考える週間を前に女子プロサッカー、三菱重工浦和レッズの塩越柚歩選手らが納税の手続きなどをPRした。一日税務署長に任命された3人はスマートフォンなどで税務申告ができるe-Taxについて税務署の職員から詳しく説明を受けた。このあと、JR浦和駅前でデジタル化で手軽になった納税の手続きについてPRしていた。
こいのぼりの産地として知られる埼玉県加須市で巨大なこいのぼりの虫干し作業が行われた。毎年5月の祭りの呼び物になっているこのこいのぼり、長さ100メートル、重さは300キロを超えている。公園に集まった青年会議所のメンバーなどおよそ40人が声をかけ合いながら広げ傷がないか確認したあと天日にさらしていた。
芝山古墳・はにわ博物館から中継。千葉県芝山町はたくさん古墳が密集していて多くの埴輪が出土されているという。芝山町では11月10日に芝山はにわ祭が行われる。こちらは古代の衣装を身に着けた古代人が古墳に降り立ちそして5つの儀式が行われるというストーリー性があるとてもユニークなお祭りとなっている。