羽生結弦が輪島朝市を訪れ、店を出していた女性たちに話を聞いた。石川県を代表する観光名所だった輪島朝市。食べ物や工芸品など多くの店が軒を連ねていた。地震で人々が消えてから半年。女性たちは「あの光景が戻ってほしい」「誰がどこに住んでいるのかも分からない」等と話した。一方で「たまたま私の家は住める状態。被害も少なかったから何か引け目がある。物資の配給に行きにくい」等とも話した。4月から週に1回仮設住宅を訪問し朝市を再開したことが、女性たちの支えになっている。主に野菜・山菜・惣菜などを販売。懐かしい朝市の味を輪島の人々も楽しみにしているという。歴史ある朝市を自分たちの代では終わらせないとの思いがあった。女性たちは「きっと復活する日がある。来る日を信じて頑張ります」「朝市を見に、ばあばの顔もまた見に来てください」等と話した。