東京農業大学がザリガニを新たな食糧として提唱した。アメリカザリガニは高タンパクで成長スピードが早く、生産コストも低い。栄養不足が深刻な地域に取り入れる研究が進んでいる。日本でもザリガニを食べられる店が新宿にある。ザリガニ料理専門店「蝦道」では、中国から輸入した食用のザリガニを使用。「マーラーザニガニ炒め(頭付き)」は常連が必ず注文する定番料理とのこと。そんなザリガニだが、どういう条件で育てることでより早く生育するか、食べる肉質の部分を増やす研究などがされている。一方日本でアメリカザリガニを活用するにはハードルがある。アメリカザリガニは1927年日本に27匹持ち込まれた。現在は47都道府県で確認できるほど増えているが、生態系を脅かすとして特定外来生物に指定されている。