魚介類の消費量が調査開始以来最低になった事が分かった。千葉市内にある鮮魚店を取材すると店長からは魚離れについて「厳しい」と嘆きの声が聞かれた。水産白書によると、1人1年当たりの魚介類の消費量は2001年度の40.2kgをピークに2022年度には約半分(22kg)まで減少。年間消費量22kgとはブリ約2本分、アジだと約75匹分に相当。街の人に魚離れの実感について聞くと、子どもは魚より肉が好きと回答することが多く、そのため家庭で魚は多く出さないとのことだった。魚離れは高齢者にも聞かれ“肉食化”の声も。一人暮らしの高齢者が増えるなか、調理に手間がかかることなどから魚に手を出しづらいという意見も聞かれた。千葉市の鮮魚店は様々な工夫をしているという。