農水省は「コメが不足している状況ではない。在庫がある中で政府備蓄米を出すと価格が不安定になる」、さらに「備蓄米の放出手続きには数週間程度かかり、今放出を決めたとしても新米の流通時期と重なる」としている。一方、杉並区の精米店では、通常時の約8倍の客が来ておりコメが足りていないという。店主は「6月ごろにコメ不足が心配で農水省に問い合わせた際“ギリギリ足りる”と言われた。今の状況に憤りを感じている」と話した。コメの価格について。都内の精米点では、通常5キロ2000円が4000円に、2キロ800円が1600円に値上がりしたという。ジャーナリスト・浜田敬子は「今回のコメ不足には複数の要因が重なっていると言われている。もともと8月は在庫が最も少なくなる時期に加え、去年は高温で不作だったこと、台風や地震などへの備え、インバウンドの需要増がある。今年だけでなく需要が増えていくのではないか」、玉川徹は「どこかに滞留しているとすればそれを指導する責任も農水省にある。農水省目線ではなく自治体の意見に答えるべき」とスタジオコメント。安部敏樹は「米の価格の維持、向上は大事。価格も考慮して機動的に米を出せるようにすべき。これを機会に仕組みを改善して欲しい」とコメント。