政府による備蓄米の市場への放出について、江藤農林水産大臣は、来週15万トンを対象に初回の入札を行うのに続いて、放出予定の残りの6万トンについても入札に向けた準備を速やかに進めていく考えを示した。コメの価格が高騰する中、農林水産省は米の流通を円滑にするため、政府の備蓄米21万トンを市場に放出する方針で、来週この内15万トンを対象に初回の入札を行う予定。江藤農林水産大臣は今年1月時点の主な業者による集荷量が前の年の同じ時期を23万トン下回り、前年からの減少幅が去年12月時点より2万トン拡大したことを指摘した。また、江藤農林水産大臣は来週入札を行う備蓄米について業者への引き渡しは今月半ばに行われ、早ければ1週間から2週間で店頭に並ぶ予定だと述べた。