流通経済研究所の折笠主席研究員、西島豊造さんが解説。コメの平均店頭価格は月曜に農林水産省HPで発表されている。HPでは米の詐欺サイトへの注意書き、米の話題が多くなっている。米の平均価格は4176円で3週連続で値下がり、銘柄米、単一米は少し値上がり、ブレンド米は下がっている。小泉農水大臣は「マーケットが全体として下げ基調に入ってきたと言える。スピードはまだ十分でなく引き続きできる限りの措置を考えて行動していきたい」とした。折笠氏は「随意契約の備蓄米に加え競争入札の米が出回ってきている効果、先週の随意契約の備蓄米の流通量は放出量の0.5%程度水準」とし、西島氏は「放出効果がでてきているが銘柄米の価格は品種により差がある」とした。小泉大臣はコメ生産者と意見交換し農水省の出しているものと実感が違うと指摘があり、政策の基盤となるデータ・統計に対する信頼を回復しないことには中長期コメ政策は立案できないときのう統計データの見直しに踏み切った。また大臣は流通の全体構造を把握することは不可欠、全体の流通の中の事柄、見えない部分を検証作業を進めるとし民間の流通の世界の中にも見えなかったものを説明していただきたいなどとした。農林水産省の統計データ、上がっているものは「収穫量調査」は調査見直し、「作況指数」は公表を廃止すると打ち出した。