きょうのテーマは、米流通評論家・常本泰志氏が指摘する農水省統計との“ズレ”。農水省が公表している米の生産量と需要量の動向について解説する。小泉農林水産大臣は、「米の価格高騰の原因に対する指摘の中で、農水省のデータが生産者の実感と乖離しているのではないかというものがある」と述べた。「収穫量調査」や「作況指数」などに問題があることは事実であり、見直しが必要。
米流通評論家・常本泰志氏の指摘(1)ふるいの“ズレ”。農水省発表の収穫量と実際の収穫量のズレ。農水省が使用するふるいの目の幅は1.7ミリ。農家が使用するふるいの目の幅は、西日本1.85ミリ、東北1.9ミリ。ふるいの目の幅で収穫量がどう違ってくるのか、スタジオで実演する。実際の商品として出荷する量は、実際の推計より20万~40万トン少ない可能性。作況指数とは、その年の米の生育状況などを表す指数で、農水省が独自に調査。平年並みは99~101。2024年産米の作況指数101。指摘(2)現場の感覚とのズレ。民間集荷業者によると、農水省が出している数値ほど多く収穫できていると感じない。指摘(3)作付面積のズレ。
米流通評論家・常本泰志氏の指摘(1)ふるいの“ズレ”。農水省発表の収穫量と実際の収穫量のズレ。農水省が使用するふるいの目の幅は1.7ミリ。農家が使用するふるいの目の幅は、西日本1.85ミリ、東北1.9ミリ。ふるいの目の幅で収穫量がどう違ってくるのか、スタジオで実演する。実際の商品として出荷する量は、実際の推計より20万~40万トン少ない可能性。作況指数とは、その年の米の生育状況などを表す指数で、農水省が独自に調査。平年並みは99~101。2024年産米の作況指数101。指摘(2)現場の感覚とのズレ。民間集荷業者によると、農水省が出している数値ほど多く収穫できていると感じない。指摘(3)作付面積のズレ。