物価高が続く中で半年ぶりの値上げラッシュ。信用調査会社のまとめで、3024品目の食品が来月値上げとなる。原材料価格の高騰に、物流費・人件費の上昇などの要因も加わったと見られている。中でも多い品目が、ペットボトルの飲料や日本酒などの「酒類・飲料」。2262品目と全体の70%余を締めている。さらに卵の価格も高騰しており、今月の平均価格はMサイズ1キロあたり320円と前年同月比64円の値上がりとなった。卵の価格について、業界関係者は“年末にかけ高止まりの状態で推移”との見通しを示している。さらに野菜も猛暑の影響が続いており、農林水産省は来月の野菜の価格見通しを公表した。この内、トマトとたまねぎは平年より3割以上高くなる見通しをなっている。一方、成育が回復したことなどから平年並みとなる野菜もあり、来月の後半にはブロッコリーが1割以上安くなる見通し。