農林水産省がきのう発表したコメ5kgあたりの平均価格は前の週より14円下がった4321円となった。こうしたなか、政府が物価高対策として推奨する「おこめ券」について、全米販が利益や経費を抑え1枚477円で販売し、JA全農も480円程度の臨時券を発行することを発表した。一方、配布拒否を表明した大阪府交野市の山本市長はSNSで一連の動きを批判した。おこめ券をめぐっては経費の高さなどで配布を見送る自治体が相次いでおり、中野区は低所得者向けの現金給付を検討中で、福岡市はプレミアム商品券の配布を、新潟市は現金3000円給付の方針。鈴木農水相は予算委員会でおこめ券の使用は食料品高騰対策に適合しているものであれば使用可能との見方を示した。
