農林水産省によると去年1年間の農林水産物と食品の輸出額は1兆7005億円だった。前の年を1934億円・12.8%上回り13年連続で過去最高を更新した。増加の主な要因は海外での日本食人気の高まりで、品目別では最も輸出額が増えたのが緑茶で720億円と前年の2倍近くになった。国・地域別で輸出額が最も多かったのがアメリカで2762億円、次いで香港が2228億円などと続いた。一方政府が目標としていた2025年の輸出額2兆円には届かなかった。アメリカでは去年4月以降トランプ政権が幅広い品目に対し関税を上乗せしているほか、中国では去年11月以降日本から輸出された日本酒や食品の通関手続いに遅れが出るケースが確認されている。政府は2030年までに輸出額を去年の3倍近くにあたる5兆円にする目標を掲げており、さらなる増加にむけて一部の国と地域に偏る輸出先をどのように多角化していくかが課題となる。
