歴史的な高騰が続く今年のコメ。「堂島コメ平均」はコメ作りの現場にも影響を与えそう。現在コメの取引価格は農協が示す概算金によって決まることが主流。ただ概算金は収穫直前に決まるため先の売り上げの見通しが立たず、経営の課題になっていた。「堂島コメ平均」は、将来のコメの価格の参考値になる役割も期待されている。日本の主食・コメ。堂島取引所は「堂島コメ平均」の誕生をコメ農家の減少などといった問題の解決にもつなげたいという。大手ではSBI証券などが取り扱いを始める「堂島コメ平均」。一方、国内の取引が活発となった場合、海外からの投資も待できるという。楽天証券経済研究所・コモディティアナリスト・吉田哲氏は「日本だけではなく特にアジアにおいては注目を集めていく可能性がある」とコメントした。