きょうから備蓄米の入札が始まった。入札対象は備蓄米として保管されている2024年産の10万トンと2023年産の5万トン。入札に参加できるのは一定の条件を満たすコメを集荷する大手業者で、すでに各地のJAをまとめるJA全農が入札参加を表明している。入札に参加を希望する業者はきょう午前10時までに電子メールで41銘柄や品質、保管場所ごとに申し込みを行った。最も高い価格を提示した業者から順番に落札が決まる。きょう落札されたなかったものが出た場合は明日以降再び入札が行われる。落札された備蓄米は今月下旬から来月にかけてスーパーや飲食店に出回る見通しだが、「備蓄米」という表示はされない予定。コメの価格は備蓄米の放出決定の発表後も上昇しているが、備蓄米が出回ることで価格が落ち着くことが期待される。