牛肉高騰で焼肉店倒産が急増。焼肉店倒産件数過去最多ペース。帝国データバンクによると、去年の約2.5倍。このデータは負債1000万円以上で法的整理した焼肉店が対象。個人営業など小規模店の閉店や廃業などを含めれば実際はより多くの焼肉店が市場から退出したとみられる。相次ぐ閉店の理由は電気ガス代、人件費、円安で輸入肉高と負担増。消費者の「値上げ疲れ」で客足が途絶えることへの懸念から大幅な値上げができない。円安など輸入牛肉の価格高騰「国産・米国産牛肉価格の推移」(農畜産業振興機構資料より)を紹介。
塩ホルモンさとう(東京・中野区)では米国産牛タン今月から2割仕入れ値がアップ、米国産ハラミ約1.3倍アップ。佐藤誠店主は「タイミングによっては仕入れ価格が4倍になる部位もある」。まかないで出していた部位を商品にしてコストダウン(「和牛ハツのあぶりピリ辛味噌和え」)。食べ放題バイキングの店も大打撃。焼肉&グルメバイキングかたおか米子店(鳥取・米子市)では、これまで米国産の牛肉をメインで使用。現在、オーストラリアやカナダ、メキシコ産など米国産よりも比較的安価な肉に変更。しかし牛肉の量自体を確保することにも苦労。堤嶋佳久店長は「値上げの方も考えないといけないが、ころころ値段を変えるわけにはいかないのでそれも大変難しい」。
米国の牛肉の輸出国(農林水産省HPより、米国の農務省より)。2014年は日本25%、メキシコ17%、香港17%、韓国14%。去年は日本19%、韓国19%、中国・香港18%。経営コンサルタント・坂口孝則は「韓国の牛肉の消費は年々増え続けている。日本は企業が契約しているので一定量は入ってくるが、一部日本は韓国に回負けしている状態」。東京・府中市・精肉加工所「安井ミート」安井健浩社長は「今は豚肉ですら高級食材になりつつある」と話す。値上がりの要因は円安だ。
塩ホルモンさとう(東京・中野区)では米国産牛タン今月から2割仕入れ値がアップ、米国産ハラミ約1.3倍アップ。佐藤誠店主は「タイミングによっては仕入れ価格が4倍になる部位もある」。まかないで出していた部位を商品にしてコストダウン(「和牛ハツのあぶりピリ辛味噌和え」)。食べ放題バイキングの店も大打撃。焼肉&グルメバイキングかたおか米子店(鳥取・米子市)では、これまで米国産の牛肉をメインで使用。現在、オーストラリアやカナダ、メキシコ産など米国産よりも比較的安価な肉に変更。しかし牛肉の量自体を確保することにも苦労。堤嶋佳久店長は「値上げの方も考えないといけないが、ころころ値段を変えるわけにはいかないのでそれも大変難しい」。
米国の牛肉の輸出国(農林水産省HPより、米国の農務省より)。2014年は日本25%、メキシコ17%、香港17%、韓国14%。去年は日本19%、韓国19%、中国・香港18%。経営コンサルタント・坂口孝則は「韓国の牛肉の消費は年々増え続けている。日本は企業が契約しているので一定量は入ってくるが、一部日本は韓国に回負けしている状態」。東京・府中市・精肉加工所「安井ミート」安井健浩社長は「今は豚肉ですら高級食材になりつつある」と話す。値上がりの要因は円安だ。
住所: 東京都港区麻布台2-2-1 麻布台ビル
URL: http://www.alic.go.jp/
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