大雨のとき、身近で危険な場所とは。アンダーパスの冠水は危険だ。事故は相次いでいる。清須市で69歳の女性が車でアンダーパスで犠牲になった。三重県のいなべ市で50歳の男性が犠牲に。2022年には滋賀県の近江八幡市で女性が犠牲になった。アンダーパスは水があふれやすい。冠水した道路を車で走る危険が関係している。ミイ綿花が見えづらく側溝に落輪するおそれがある。車内に水が入りエンジンが止まるおそれもある。車が動かないときはすぐに脱出しなければいけない。ドアが開かない場合は、窓ガラスを割ることが必要だ。脱出できないときは警察や消防に救助を求めなければいけない。全国でアンダーパスの事故を防ぐ取り組みが行われている。市が自治会に、アンダーパスの監視や事故発生時の市への連絡を委託。職員が現場に到着するまで一時的に通行止めを行ってもらうという。アンダーパスを通行止めにする設備の開発もすすむ。アドビックでは、冠水を検知するとバルーンで通行止めを知らせる。全国160ヶ所で導入したという。大雨のときにはアンダーパスを避けて命を守る行動が必要となる。