12日、トランプ次期大統領は、行政の効率化と歳出削減において、政府外から助言などを行う諮問機関のような組織として「政府効率化省」の新設を提言した。2026年7月4日の独立記念日までに、効率化作業を終わらせるという。政府効率化省にはビベック・ラマスワミ氏が起用される見通し。ラマスワミ氏は、今回の大統領選挙で、共和党の予備選に立候補していたが、撤退しトランプ氏の支持に回っていた。トランプ氏を「21世紀で最高の大統領」と賞賛しており、「トランプ2.0」というあだ名がついているという。さらに、国土安全保障省の長官に、クリスティ・ノーム氏が就任した。ノーム氏もトランプ氏の熱烈な支持者で、今年5月出版の自伝で飼っていた猟犬の訓練がうまくいかないことから、自ら銃で殺処分したと記述し、残酷だとの批判が集まったため副大統領候補から脱落していた。また、国務長官には対中超強硬派とされるマルコ・ルビオ氏が就任する。承認されれば、初のヒスパニック系の国務長官となる。ただ、ルビオ氏は2022年のウイグル強制労働防止法に大きく関わり、中国から入国禁止の制裁を受けている。スタジオで田中さんは「複雑な関係になりそうですね。トランプの支持者は、アメリカ・ファーストで強いアメリカを求めていますから、ある意味受け皿になっているのでしょう。しかし、トランプ氏はマスク氏のテスラが困る事態にまではやらないと思います」などと話した。
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