アメリカの7月から9月期の実質GDPの速報値は、4-6月期と比べて、年率換算で4.9%増加し5四半期連続のプラス成長となった。伸びは市場予想を上回り、2021年10月から12月期以来、約2年ぶりの高い水準。GDPの約7割を占める個人消費は4%増加し、伸びは4-6月期から大きく加速した。一方、企業の設備投資は0.1%減り、2年ぶりにマイナスに転じた。ただ、住宅投資は3.9%増加し、プラスに転じている。また、FRBが注視する個人消費支出物価指数の、食品とエネルギーを除いたコア指数は4-6月期から2.4%プラスと、伸びが鈍化した。