アメリカ労働省が発表した1月の消費者物価指数は前年同月比3.1%上昇し、市場予想の2.9%を上回った。前月から伸び率は縮小したが、物価下落のペースは市場予想に比べて緩やかになったかたち。市場ではFRBが今年後半まで利下げを開始しないとの見方や、利下げ回数をより少なくするという見方がでている。こうした状況を受け、外国為替市場では円安が加速し、3か月ぶりに一時1ドル150円台まで円が売られた。また前日、史上最高値を記録したニューヨーク株式市場では一転して売り注文が増え、ダウ平均株価は一時700ドル以上値下がりした。