円安ドル高が進んだ今日の東京外国為替市場の要因はアメリカで、10日に発表された消費者物価指数の上昇率が市場予想を上回り、FRBが早期に利下げを行うとの観測が後退し、円を売ってドルを買う動きが強まった。円相場は日本時間の今日早朝に約34年ぶりの水準となる1ドル153円台前半まで値下がりした。鈴木財務相は市場の動きを牽制した。市場関係者は今夜発表されるアメリカの物価に関する指標がインフレ圧力の根強さを改めて示す内容と受け止められた場合には、一段と円安が進む可能性もあると話している。
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