ECBは11日の理事会で5会合連続となる主要政策金利の据え置きを決定した。ECBの主要政策金利は4.5%に民間銀行がECBに資金を預ける際に中銀預金金利は4%に維持される。ラガルド総裁はインフレが引き続き減速傾向にあり、賃金上昇も収まりつつあるとして、利下げに向けたメッセージを明確にした。その上でラガルド総裁は数人の参加者が今回の会合で利下げを主張したことも明かした。また根強いインフレが続き、早期の利下げ期待が後退しつつあるアメリカを念頭に、「政策はFRB次第ではなく、データ次第で決める」と強調した。