米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が「金融政策を変更すべき時がきた」と発言し、来月の利下げをほぼ明言した。パウエル議長は23日、9月の金融政策を決める会合で利下げを行う考えを強く示唆した。先月、「早ければ9月に利下げを行う可能性がある」と発言していたが、より踏み込んだ形。実現すれば、コロナ後の世界的なインフレ局面で初めての利下げとなる。パウエル議長の発言を受け、外国為替市場では一時1ドル=144円台前半まで円高が進んだ。また、ニューヨーク市場の株価は前の日に比べて462ドル値上がりし、4万1175ドルで取引を終えた。