アメリカのベッセント財務長官について、山川は、ベッセント氏は守護神だとし、トランプ氏が相互関税を発動したときには、それを一時停止するよう直接説得し、FRB・パウエル議長の解任を示唆したときには、市場が混乱するとして翻意を促したと言われる、トランプ氏は、円安誘導に対して警告しているが、ベッセント氏は、特定の通貨目標はないと発言してマーケットを落ち着かせた、ベッセント氏がいなければ、株・ドル・債権のトリプル安になっていてもおかしくなかったなどと話した。特定の通貨目標はないという発言について、山川は、ベッセント氏としては、基軸通貨としての強いドルにこだわりがある、為替レートとしてドル安に誘導することには重点を置いていない、ただ、トランプ氏がこだわっているため、強いドルを維持しながら、為替レートとしてはドル安円高に持っていこうとする、そのときに日本に協力を求める可能性は否定できないなどとし、ベッセント氏について、トランプ氏との不仲説や解任説が流れれば、マーケットは相当荒れると思ったほうがいいなどと話した。