高松市は、民間に管理を委託している道の駅について、燃料費などの上昇に伴って市が委託先に払う管理料が増えていることから、市の公的施設としては初めて管理料を支払う必要がない新たな方式に切り替える方針だ。高松市香南町にある「香南楽湯」は、温浴施設を併設した道の駅で、現在は「指定管理者制度」のもとで民間に管理を委託している。高松市は、「香南楽湯」の運営に「コンセッション方式」と呼ばれる新たな方式を取り入れる方針。「コンセッション方式」は、市が施設を所有したまま運営権を設定して民間に委ねるもので、これまでのように市が管理料を支払う必要がない一方、事業者側は運営の自由度が高まり、民間のノウハウを活用して収益性が上がることも期待される。コンセッション方式が導入されれば、高松市の施設としては初めてのケースとなる。高松市は、「今後は、地域住民の理解を得ながら、事業者の公募に向けた準備を進めたい」としている。
住所: 香川県高松市甲南町横997-2