30日から韓国を訪問している石破総理。在任中最後の外遊になる見通しで、両行な日韓関係を次に引き継ぐための地ならしを進めている。次を選ぶ自民党総裁選で勝敗の鍵を握るとみられているのが石破票の行方。去年の総裁選では1回目の投票で3番目の議員票、党員票も全体のおよそ3割を獲得した石破票を得れば勝利に近づくことになる。石破総理は、総裁選が告示された22日には都内のホテルで自らに近い議員らと会合を開き総裁選をめぐって意見を交わしたとみられる。翌日には基本的な政策を引き継いでくださる方が選ばれることがあればいいと話し、総理周辺は林官房長官と小泉農水大臣を念頭に置いた発言だととしている。林官房長官の推薦人には旧石破グループの議員が名を連ねるほか、小泉陣営には複数の旧石破グループの議員が参加している。また告示日翌日に発言したことについては、党員が投票を済ませる前に林さんか小泉さんへの投票を促す狙いがあったとしている。ただ自民党内からは、石破総理は仲間が多いわけではないので影響は限定的だとの声も上がっている。
野党にも総裁選後を見据えた動きが。午後国会では立憲・維新・国民民主の3党の国会対策委員長が会談し臨時国会初日に行われる総理大臣指名選挙をめぐって意見を交わした。国会では野党が多数を占めていることからまとまれば野党側から総理大臣を誕生させることもできるが、結局野党で総理候補を一本化するという結論には至らなかった。与野党は来月14日以降の中旬に臨時国会召集の方向で調整を進めており、自民党の新たな総裁が次の総理に就任する公算が大きくなっている。
野党にも総裁選後を見据えた動きが。午後国会では立憲・維新・国民民主の3党の国会対策委員長が会談し臨時国会初日に行われる総理大臣指名選挙をめぐって意見を交わした。国会では野党が多数を占めていることからまとまれば野党側から総理大臣を誕生させることもできるが、結局野党で総理候補を一本化するという結論には至らなかった。与野党は来月14日以降の中旬に臨時国会召集の方向で調整を進めており、自民党の新たな総裁が次の総理に就任する公算が大きくなっている。