地区内に約1万8000人が住む高島平団地は、建物の老朽化や住民の高齢化が課題となっており、板橋区やUR都市機構は共同住宅の一部を取り壊して高さ約110メートルの賃貸のタワーマンションに建て替えを計画している。初めての住民説明会が非公開で開催され、タワーマンションは早ければ2033年に完成することや、対象となる住民には移転先としてタワーマンションの部屋や団地内の別区画の部屋を斡旋できることなどが提示されたという。UR都市機構の担当者は、住まいの安定や生活の継続性に配慮した対応をしていきたいとしている。この計画を巡っては今年4月、生活道路の交通量増加などを理由に計画に反対の住民3500人分の署名を区に提出している。