NHKの情報提供窓口「ニュースポスト」に寄せられた身の回りの困りごとについて。「ヘルプマーク」とは、外見では分かりにくい病気や障害などがあり、援助や配慮が必要な人たちが周囲に知らせられるようにと東京都が作ったもので、その後、全国に利用者が広がっている。しかし、取り組みが始まってから12年がたった今も課題がある。ニュースポストに手紙を寄せた、山梨・都留市に住む女性。23歳のときに統合失調症と診断され、家族と暮らしながら今も通院生活を続けている。精神が不安定になるだけではなく、薬の影響もあり、体が極端に疲れやすいという。4年前からヘルプカードを身につけていて、駅で困っているときに、駅員から声をかけてもらったことがある。しかし、電車内では席を譲ってくれる人はまだ少ない。さらに、車内で不安になることもあるため、通院など外に出るときには、家族の車を頼らざるをえない。外見では分からなくても、支援や配慮が必要な人がいるということを、一人でも多くの人に知ってほしいと思っている。バスに言及。