今月23日の「春の園遊会」。去年の春・秋は招待者が縮小されていたが、今回は各界の功労者1776人を招待。きょう発表された招待者の中には俳優・北大路欣也さん、漫画家・里中満智子さん、現代美術家・横尾忠則さん、元日本サッカー協会会長・川淵三郎さんの名前があった。園遊会のはじまりは明治13年に国際親善のため外交団らを招いた「観菊会」。昭和28年から一般の功労者も招く現在のスタイルに。一方で宮内庁はインスタグラムの公式アカウントを開設。初投稿は新年を迎えられた天皇ご一家。そこから開設前の1月~3月の活動の様子が19件一気に投稿された。その後は能登半島地震の被災地を訪問された様子も公開。フォロワーは開設から9日で80万人を超えている。宮内庁・黒田次長は「とにかく若年層含む幅広い層にぜひご覧いただきたい」と話している。きのう投稿されたのは「信任状奉呈式」の動画。大使が送迎で乗る馬車の準備など一般の人が通常見ることができないところまで見られるような動画となっている。実は大使は送迎の時に車か馬車か選択可能だが馬車の方が人気との情報も字幕で紹介されている。宮内庁担当幹部は「皇室のことを潜在的に知りたいという関心があったと思われる」と話している。これまで皇室の方々へのバッシングの中には誤った情報や憶測もあった。最近では秋篠宮家の長女・小室眞子さんの結婚相手・小室圭さんの家族の金銭トラブルについて憶測の記事や誹謗中傷が。眞子さんは複雑性PTSDと診断された。その原因について秋篠宮さまは2021年に「おそらく週刊誌・ネットの記事にあるのだろうと思う」と話された。去年の会見では「正確な情報をタイムリーに出していくことが大事」との認識を示していた。宮内庁は去年4月に広報室を設置。10人体制で宮内庁のHPを改良したり、インスタの投稿を行ったりしている。そのインスタはコメントが書き込めないようになっている。このことに笛吹解説委員は「誰でも閲覧できるコメント欄に皇室の方々に対するコメントが含まれることを避けたかったのだろう」と指摘。宮内庁はインスタのプロフィール欄に「ご意見・ご感想は、宮内庁ホームページの「ご意見・ご感想」で受け付けております」と記載している。その上でどんな意見が寄せられたかについては整理して知らせることを検討しているという。