1月から始まった新NISAは、株式などを非課税で保有できる金額の上限が1800万円まで増え、非課税となる期間が無期限となった。この制度を利用して、株を買う動きが出ている。NISAの口座数は、2022年12月末から2023年9月末までに、約234万増えている。大企業の利益を指数化すると、2023年度は、バブル期に比べて3倍以上になるという。今回の株価上昇は、好調な企業の業績を裏付けとして起きているとみられる。ことしの春闘で、去年を上回る賃上げが実現すれば、消費も活発になり、企業の業績も上がる。賃上げにつながる好循環が生まれれば、株価上昇の追い風となる可能性がある。市場関係者によると、日経平均株価がことし6月に史上最高値を更新してもおかしくないという。