アニメ・ドラえもんの声でしられる声優の大山のぶ代さんが去年90歳で亡くなってから1年がたち、きのう偲ぶ会が行われた。会には野沢雅子さんやドラえもんの声優を引き継いだ水田わさびさんなど約250人が参列した。1933年、東京・渋谷に生まれた大山さんは役者を志し俳優座養成所を受験・合格し俳優としてキャリアーをスタート。大山さんの代名詞となったのが国民的アニメ「ドラえもん」。主人公・ドラえもんの声優を約26年にわたり務めた。声優交代後に行われたイベントでは、ドラえもんの存在について「あんまりステキなドラえもんっていうキャラクターに会っちゃったんで、これからドラえもんを超すようなキャラクターに巡り合えるかどうか…私はもうこれで十分だな。こんな幸せなこんなステキな子と26年過ごせたんだから」などと話していた。しずかちゃん役として共演してきた野村道子さんは、しずかちゃんの声で大山さんにメッセージを送った。きのうの偲ぶ会では声優仲間として60年以上の仲の野沢雅子さんが別れの挨拶をつとめた。