このあと党役員人事と組閣に臨む石破新総裁の注目点について太田さんは「記者会見で人事はまだ白紙だが総裁選挙を戦った8人にはふさわしい役職をお願いしたいと話していた。ただ、刷新と安定を両立させる必要がある難しい人事になるかと思います。政治と金の問題を受けた信頼回復に向けて党の刷新をどう図るか。一方で選挙選の最終盤では陣営間の引き剥がし合戦がし烈さを極めましたし、きょうの決選投票も僅差でしたので高市さんの陣営や有力議員にも配慮しなければしこりが残る可能性があります。石破さんは党内基盤が強いとは言えませんので刷新と安定のバランスをとり、どう当体制を構築するか問われることになっている。」などと話した。衆議院の解散総選挙の時期について「石破さんはきょうの会見でも野党との論戦を交わしなるべく早く審判を受けると説明した。石破さんの考えの中には来月1日に招集される臨時国会で総理大臣に就任したあと、衆参両院で代表質問や予算委員会の質疑を行う考えがあるかと思います。石破さんは党首討論にも意欲を示していますので来月中旬ごろには立憲民主党の野田さんらとの議論が繰り広げられる可能性もあります。石破さんとしては人事と国会論戦を行った上で新たな政権に対する世論の反応や支持率などを見極めながら解散のタイミングを探るものとみられます。」などと話した。野党側はどう対峙していくのかについて「政治と金の問題を厳しく追求していくことになると思います。この問題を巡って石破さんは選挙選のなかで収支報告書に不記載のあった議員に厳しく反省を求めて、総裁自身も説明責任を追うと言った。それだけに総裁自信が具体的にどのような説明を行うのか、さらなる政治資金規正法の改正を求めるものと思われます。さらに大雨被害を受けた能登地方の普及支援のため補正予算案の編成と審議を要求しまして、早期の解散に大義はないと迫ることにしている。」などと話した。